インプラントとは
ほかの治療との比較
歯を失った場合、本数や症状に応じてブリッジや入れ歯での治療法もあります。
ここではそれぞれの治療法と比較し、インプラントのメリットとデメリットをご紹介いたします。
ブリッジとの比較 | 部分入れ歯との比較 |
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歯を1本喪失した場合、ブリッジという治療法があります。
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失った部分の両隣の歯にバネ(留め金)をかけて入れ歯を固定します。
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- インプラントのデメリット
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インプラントは優れた治療である反面、デメリットもあります。
- ・時間と費用がかかります
- ・全身の状態や服用している薬によっては適用できない場合があります
- ・インプラント治療を行う前に、歯肉移植、骨造成、骨移植などの手術が別途必要な場合があります
- ・インプラントはむし歯にはなりませんが、きちんとお手入れをしていないと歯周病(インプラント周囲炎)になります※その際、症状は無いのに進行は早いので、定期検診が必要です。
- ・保険は適用されないので、自費治療になります。(医療費控除で税金の還付は可能です)
インプラントを使用した総入れ歯
入れ歯が合わない・外れやすいとお困りの方が多くいらっしゃいます。当院ではインプラントを使用したずれない入れ歯も扱っています。
固定式や取り外しのできるものなど様々ですので、ご要望をお伺いし、ぴったりのものをご提案いたします。
固定式の総入れ歯 | 取り外しの可能な入れ歯 |
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インプラントを6~8本埋入し、固定性の入れ歯を装着します。 |
インプラントを2~4本埋入し、それを固定源としたバーやマグネットなどを使用します。 |
骨が足りない方には
歯周病により顎の骨を失ってしまった方や、元々骨の量が足りない方には、エムドゲイン法、GBR法、下記のような顎の骨の再生治療を行っています。
サイナスリフト法(上顎洞底拳上術)
骨の高さが足りない時の手術方法です。歯を失ったことにより、奥歯の上にある上顎洞という空洞が下に拡大し、骨の高さが足りない場合があります。その場合にはインプラント埋入時に上顎洞底面の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、その部分に骨補填剤(人工骨)を挿入し、骨が出来るのを待ちます。
- 1.上顎洞底面の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、骨補填剤(人工骨)を挿入します。
- 2.骨ができるまで待ち、インプラント治療を行います。
※それでも骨の高さが足りない場合、インプラントを埋込む穴の奥に骨移植剤(ご自身の歯や骨補填剤などの将来骨になる物質)を入れ、少しずつシュナイダー膜を押し上げていきます。骨移植剤が完全に骨になるのを待ってからインプラントを埋入します。(ソケットリフト法)
当院のインプラント治療
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01カウンセリングの徹底
当院ではまずは無料のカウンセリングを行っています。数多くの症例を経験し、実績ある院長が患者様一人ひとりのご要望やお悩みをお伺いいたします。
今まで、骨が不足しているためにインプラントを断られた方でも、骨造成などの処置でインプラント治療が可能になる場合がございますので、お気軽にご相談ください。
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02歯科用CT
正確な審査にかかせない歯科用CTを導入しています。迅速かつ精度の高い診断で、患者様のお口の状態に合わせた治療計画を立案いたします。
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03経験豊富なドクターが担当
インプラント担当医としてたくさんのインプラント治療にあたり、経験豊富な院長がカウンセリングからアフターケアまで責任を持って担当いたします。
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04信頼と実績のあるメーカー製インプラントを使用
当院では安全面で信頼と実績のある、ジンマーメディカル社、京セラメディカル社製のインプラントを使用しています。
治療の流れ
- 1、カウンセリング
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まずは問診を行い、インプラントを入れたい理由やご要望をお伺いします。
- 2、検査・診断・治療計画立案
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全身の既往歴、診察、レントゲン撮影、骨量などのチェックを行い、インプラント治療を効果的に行えるかどうかを調べます。検査の結果に基づき治療計画を立てます。症状やご要望により、手術法や使用するインプラントの種類、治療期間、治療費などが異なりますので詳しくご説明いたします。
- 3、インプラント埋入前の処置
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お口のクリーニングを徹底します。
むし歯や歯周病、咬み合わせに問題がある場合や骨量が足りない場合など、必要に応じて骨造成や上顎洞定挙上述(じょうがくどうていきょじょうじゅつ)、顎堤増大術(がくていぞうだいじゅつ)などの治療を行い、インプラントを埋め込むことのできる口内環境に整えます。
※インプラントと当時に行うこともあります。
※骨造成には3~4ヶ月かかります。 - 4、一次手術(インプラントの埋入手術)
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- 1.インプラントを埋め込むための穴を作ります。
- 2.インプラントを骨の中に埋め込み、歯肉を被せて縫い合わせます。
- 5、治癒期間
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手術後は埋め込んだインプラントが骨と結合するまで、上顎で約6~12か月、下顎で約2~4か月ほど治癒期間を置きます。(症状や治療内容により期間は異なります。)
※必要に応じて仮の歯を入れますので日常生活に支障はありません。 - 6、二次手術(インプラント上部構造のセット)
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インプラントが骨と結合したら、アバットメントを取り付けて人工の歯が接続できるようにします。
- 7、仮歯の作製
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人工の歯を接続する前に仮の歯をセットし、全体的なバランスを見ながら修正を行います。
- 8、上部構造(人工歯)の作製・装着
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咬み合わせの状態をチェックし、お口の中のバランスが整った時点で型をとり、その型を元に患者様の歯の色や形に合わせ人工歯を作製します。
咬み合わせの調整などが済んだら、人工歯を取り付けます。
※型取り約1週間、咬み合せの記録約1~2週間、試適約1週間程度かかります。
※取り付けた際に違和感などありましたら、すぐに医師・スタッフにお伝えください。 - 9、メインテナンス
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人工歯を装着したからといって治療は終了ではありません。ここから定期的なメインテナンスが必要になります。天然の歯が歯周病になるように、清掃状態が悪ければインプラントも歯周病のような状態に陥ります。長く快適にインプラントをご使用いただくためにも1~3ヶ月に1回は来院していただき、お口の中の健康状態のチェックや必要に応じて清掃を行いましょう。
当院では患者様のお口の状態に合わせて、1か月、3か月、6か月とメインテナンスの適切な間隔をご提示いたします。
治療例